引力のかたまり

作詞：秋元康／作曲：伊秩弘将／編曲：家原正樹

SNOW! SNOW! SNOW!

無力(むりょく)な雪(ゆき)よ

二人(ふたり)の愛(あい)を

隠(かく)せやしない

空(そら)から見(み)えない羽根(はね)が  

地上(ちじょう)まで支配(しはい)するように

心(こころ)の奥(おく)に

静(しず)かに積(つ)もる

言葉(ことば)にしてしまったら 

思(おも)い出(で)を傷(きづ)つけるだろう

痛(いた)みがわかる

愛(いと)しき女(ひと)よ

最後(さいご)の事(こと)　忘(わす)れられるだろう

世界(せかい)のどんな絶望(ぜつぼう)より深(ぶか)くに

悲(かな)しみの行方(ゆくえ)

止(や)まないSNOW! SNOW! SNOW!

無力(むりょく)な雪(ゆき)よ

昨日(きのう)の街(まち)を

覆(おお)っているけど…

溶(と)けてく雪(ゆき)のかけらを

結晶(けっしょう)に戻(もど)せないように

掌(てのひら)の上(うえ

自由(じゆう)が残(のこ)る

二人(ふたり)が過(す)ごした日々(ひび)は

木漏(きも)れ陽(び)が溢(あふ)れていたのか

コ(こ)ート(と)を着(き)ても

冷(つめ)たい風(かぜ)に

凍(こご)える記憶(きおく)

 何度(なんど)のキス(きす)をすれば

そのすべてをわかえり合(あ)えたのか

こんなにかけがえのない存在(そんざい)でも

届(とど)かない背中(せなか)

止(や)まないSNOW! SNOW! SNOW! 

無力(むりょく)な雪(ゆき)よ

二人(ふたり)の愛(あい)を

隠(かく)せやしない

心(こころ)にSNOW! SNOW! SNOW!

涙(なみだ)が降(ふ)るよ

見上(みあ)げた空(そら)に

はかない奇跡(きせき)

SNOW! SNOW! SNOW!

涙(なみだ)が降(ふ)るよ

二人(ふたり)の愛(あい)は

未来(みらい)の孤独(こどく)